「映画を見たいけど、明日も早いしそんな時間ない……。」
映画好き社会人なら誰もが一度は感じる悩みではないでしょうか?
そんな時におすすめなのがショートフィルム!
「短い映画なんて、少し物足りないんじゃない?」
実は、短くても長編映画に負けないくらいの満足感が残る作品がたくさんあるんですよ!
そこで、この記事では、上映時間が30分前後の短い映画をまとめて5作品ご紹介します!
うまれる|娘を失った母親の慟哭(33分)
●あらすじ
床屋を営むシングルマザーの良子。
小学5年生の娘・裕美が天然パーマを理由にいじめられているのを知りながら、忙しさにかまけて対応を後回しにしていました。
そんなある日、裕美が崖から転落死します。
いじめが原因だと訴える良子だったが、学校も周囲も誰も取り合おうとしません。
そして良子はある日、娘の死の驚愕の真相を知ってしまいます……。
👀見どころ
この映画が胸に刺さるのは、良子が「完璧な被害者」ではないから。
娘がいじめられているのを知っていたけど、忙しさを理由に見て見ぬふりをしていた……。
後悔と怒りが入り混じり、ぐしゃぐしゃになっていく良子に胸が痛みます。
自分だったらどうするか、良子の行動を、果たして責められるのか……?
短編ながら見終わった後も重たい余韻が残る作品です。
健太郎さん|なぜか家にいる不気味なおじさん…この人、誰?(35分)
●あらすじ
郊外の一軒家に暮らす斎藤家の食卓に、見知らぬ男が当然のように座っています。
彼は「健太郎さん」。
なぜかこの家に住み着き、奇行を繰り返しながらも家族は彼に逆らえないようです。
彼は何者なのか、なぜこの家族は追い出さないのか?
その「真実」が明かされたとき、物語は一気に反転する……。
👀見どころ
序盤の健太郎さんはただただ気持ち悪くて、何をされても言い返さない家族に不快感MAXでお話が進んでいきます。
この作品最大の仕掛けが、物語の「視点の反転」。
ある事実が明らかになってから、今までの物語の見え方ががらりと変わってしまいます……!
最初はあんなに気持ち悪かった健太郎さんが、最後には少し温かく見えてくる不思議な感覚を味わえる作品です。
ほしのこえ|私たち、宇宙と地上に切り裂かれる恋人みたい(25分)
●あらすじ
中学3年生のミカコとノボルは、同じ部活で互いを想い合う間柄。
しかしある日、ミカコは国連宇宙軍の選抜メンバーに選ばれ、地球を旅立つことになります。
離れてからも、2人はメールで連絡を取り合い続けます。
でも宇宙の深淵へ向かうにつれて、メールが届くまでにかかる時間はどんどん長くなっていく。
最後には、片道だけで何年もかかるようになってしまいます——。
👀見どころ
『君の名は。』『秒速5センチメートル』で知られる新海誠監督が、2002年にほぼ一人で制作した短編アニメです。
すれ違う2人、離れても決して消えない思い……。
この作品には、後の新海誠作品に通じるエッセンスがぎゅっと詰まっています。
この映画の見どころは、距離と時間のずれが生む切なさ。
宇宙と地球に引き裂かれた2人の距離が開いていくにつれて、メールの往復にかかる時間もじわじわと広がっていきます。
ミカコが送ったメールがノボルに届くのが数時間後になり、数か月後になり、数年後になり……。
新海誠作品が好きなら絶対にハマるはずです!
隔たる世界の2人|何度繰り返しても、変わらない世界(29分)
●あらすじ
グラフィックデザイナーの黒人青年・カーターは昨晩出会った女性の部屋で目を覚まし、愛犬が待つ家へ帰ろうとします。
帰路の途中、たばこを吸っていたカーターは白人警官に難癖をつけられ、職務質問を受けることに。
必死に弁明しますが、無理矢理に取り押さえられたカーターは、首が締まって死んでしまいました。
目を覚ますと、カーターは女性の部屋のベッドにいました。
再び家に帰ろうとするカーターですが、何度繰り返しても白人警官に出会ってしまいます。
カーターは無事このループから脱出できるのか?
👀見どころ
この作品の見どころは、何も悪いことをしていないのに「黒人である」というだけで命を奪われてしまう不条理さ。
主人公カーターは、どれだけ行動を変えても白人警官に殺されてしまいます。
ただ家に帰ろうとしているだけなのに、その結末から逃れることができない……。
その理不尽さに胸が苦しくなります。
実はこの作品、ある黒人男性が白人警官に不当に取り押さえられ命を落としてしまった実際の事件がモデルになっています。
エンドロールでは、警官によって不当に命を奪われた実在する黒人たちの名前が次々と映し出されます。
差別問題が、決して映画の中だけの話ではないことを強く感じさせられます。
マニブスの種|突然家に謎の種を育てる(24分)
●あらすじ
職場にもなじめず、孤独を感じながら生活する主人公・足立。
ある日家に帰ると、郵便受けに「Manibus」と書かれた袋に入った謎の種が入っていました。
何気なく種を植え、謎の植物「マニブス」を育て始める足立。
しばらく時が流れ、芽が生えたことを喜びますが、マニブスが動いていることに気づきます……。
足立が芽だと思っていたものは、実は「手」だったのです……。
👀見どころ
この作品の魅力は、不気味さと温かさが共存する不思議な感覚です。
正直、不気味な展開を期待して見始めたのですが、図らずも少し温かい気持ちにさせられてしまいました。
マニブスが何かを訴えていることに気づいた足立は、マニブスにスマホを買い与えます。
「仕事でミスっちゃった…」
「一度のミスなんて気にしないで」
LINEでのコミュニケーションを通じて奇妙な友情を深めていく2人(?)。
鉢植えに生える黒い手という不気味な見た目なのに、なんだかかわいく見えてきます。
少し複雑な気持ちになる衝撃のラストも見どころ。
人間みんな、居場所がなくてさみしいのかもしれませんね。
忙しい日も映画ライフを充実させよう
以上、忙しい日でも見やすいショートフィルムを紹介してきました。
短いからと言って決して内容が薄いわけではなく、むしろ、ショートフィルムには扱うテーマを絞っているこそ深く考えさせられる作品が多いように感じます。
当サイト「つながるシネマ。」では、特定の”つながり”を持った映画をまとめてご紹介!
今の気分や一緒に見たい人などで、今日見る映画を簡単に見つけることができますよ~!


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